感情はすぐに薄れる。そして忘れ去らせる。誰のためでもなく自分のために、今の想いや思考を言葉に残したいと思いブログを更新する。
2/24。いつの間に北京オリンピックが終え、日本では2/22のニャンニャンの日にちなんで猫の画像がTLに溢れて、今日もまた平和な日常だと思ってたいた直後。ロシアがウクライナを攻撃しだしたといツイートを見た。最初の感想はそうなんだーという、特に感情もない、対岸の火事な印象。その翌日には逃亡を噂されたゼレンスキー大統領が、当時はあまり背景も分かっていないけどキエフにいることを伝える自撮り動画がニュースになっている。気になって調べたら元コメディアンだということも知る。TLにはコメディアン時代の動画が流れている。同じTLにウクライナの街並みが攻撃されている映像が流れてくる。フェイクニュースも横行しだす。日を追うごとに、これはただごとじゃないことが分かってくる。
ちょうどこの頃Twitterの新機能として「コミュニティ」が海外の一部で公開され、個人的に情報を集めていたら外国語で読めないけど参加者が急に集まっているコミュニティを見つける。当初はなんのコミュニティか分からなったが、どうやらウクライナの現地の様子をシェアし合うコミュニティーだったと後から理解する。
2/27 。いろんな情報や憶測が飛び交う中、Twitterスペースでウクライナ情勢について有識者っぽい人たちが話す会があったので入ってみた。約7,000人が聞いていた。
この中の会話の情報源としてツイートがとりあげられていたジャーナリストをはじめ、他にも情報源となる人たちをTwitterリストにまとめた。これを書いている現在(3/8)でもこのリストを1番のソースとして情報を得ている。
それからか意識的に毎日ウクライナ情勢が気になって情報収集してる。皮肉なことに少しずつウクライナの都市名や地理を覚えてきた。Twitter、YouTube、Podcast、テレビニュース。ありとあらゆる情報が入ってくる。どこよりも分かりやすいのが中田敦彦のYouTubeだ。自分なりにいろんなソースを頼りにしながらつまみ食いしているが、もう圧倒的に分かりやすい。下手な情報番組見るくらいだったらあっちゃんの動画全部見た方が良い。得た情報を得意げにパートナーに話したりするんだけども、1回見ただけだと記憶に定着はしないので人に話して自分の言葉で組み立て直すことで理解を深めているつもりだ。
Twitterは最新の情報が入ってくる。ウクライナ語は分からないが現地のジャーナリストは英語で呟いているから、日本語に翻訳される前の生の情報を得ている。日本語でも、今では無事避難されたが、現地の生の声を呟いていた方が話題だった。確か見始めた時そこまでフォロワーは多くなかったが今では9万人に増えている。現地の情報がリアルタイムで入ってくるなんて、今の時代ならではだと思う。これでネットが遮断でもされたら、大変なことだ。ロシアはまさにそれを現実にしようとしている。あとTwitterで気をつけないといけないのは、油断していると戦死した兵士や亡くなった市民の映像が平気で流れてくる。TikTokも危険。その場ではなんとなく怖いもの見たさで見てしまうけど、見た後の感情はやっぱり後悔する。
一方テレビではウクライナに残る父と海外に避難する母子が引き離されるセンセーショナルな映像が流れている。ウクライナの病院で子どもを亡くして泣き崩れる親が映し出されている。ウクライナ人は何も悪くないのにこんな目に遭うなんて、と悲しい気持ちになる。怒りの感情と、恐怖の感情と、哀しい感情と。そして一周回って、情報過多による疲労感と、何もできない無力感。確かに募金はできるが、ちゃんとそのお金がウクライナに使われるかも分からない募金はしたくない、というのは綺麗事で、内心は僕がはした金出すより前澤さんや三木谷さんみたいな資金力ある人が援助すればいいと思ってしまっている。
開戦直後のようなフェイクニュースは減ったものの、留意したいのはウクライナ側(と支援する国々)はウクライナに有利なニュースしか流さないし、ロシア側はロシアに有利なニュースしか流さない。双方に発表している死者数が食い違ってることからも分かりやすい。日本のメディアではどうか。ウクライナの悲惨なニュースは毎日流れてくるがロシアに住む市民のニュースはほとんど流れてこない。次から次へと経済制裁をくらって、ロシア内でもプーチンの意向と直接関係ない一般市民に少なからずダメージがあるはずだ。もう既に情報が遮断されているのだろうか。我々も偏った情報しか見えてないのかもしれない、という目線を忘れてはいけない。
それから、コロナはどうなったのだろうか。メディアや国民の関心が一気にウクライナ情勢に向いている内にぬるっと終わったのか。マスク文化は健在だが徐々に日常を取り戻しつつある。そんな中パラリンピックも開幕している。戦争と平和の祭典が同時並行で行われているなんて、なんて皮肉なことなんだ。
つらつらと書いたが他にまた思うことがあったら書いていきたい。これ以上双方に命を落とさず、ロシア側がウクライナに核を落とす最悪なケースに発展しないことを願っている。
ken
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