先日数人でzoomしてた時にでたアイスブレイク的な話題。
65歳になったら何してたい?
答えに困った。というのも特にこうしてたいという理想像が何も思いつかない。無理やり想像しようとしてもずっと脳内が霧がかってる。
ここ数年を振り返って思うのは、いかに未来が予想しにくくてアンコントローラブルだということ。コロナは最たる例だけど、あの時あの出会いがなかったこの仕事にはつながってないし、Aさんの出会いなくしてBさんと出会えてないし、みたいなことの連続である。
Steve Jobsの「Connecting the dots」の話をレファレンスとしてだすことも多いし一時期座右の銘は?と聞かれたらこれを答えてたけど、本当に言い得て妙だと思う。
You can’t connect the dots looking forward. You can only connect them looking backwards.
未来を見て点をつなぐことはできない。できるのは過去を振り返ってつなぐことだけだ
そんな中、30年先の未来を描くなんてもう、無理なんだと思う。
スタートアップにいた頃、数年後の未来は予測不能な外部環境が多すぎて予想するだけ無駄。それより外部環境にうまく適応しながら目の前の数ヶ月だけ見据える方が良い、的なことを聞いたか読んだことがある(今レファレンス調べたけどソースでてこないからガセかもしれない)でもスタートアップにいた5~6年間を振り返っただけでも、そうだとは思う。
そして過去の自分の立ち回りを客観視したらその連続な気もする。自分が本当に心の底からやりたいと思うことよりも、今世間に注目されてることだったり必要とされてることを探して首を突っ込むことが多い。結果論として自分が好きなことになってたり長く続けたりもあるけど、きっかけは外部要因なことが多い。
デザイナーになろうと思ったこと、その中でもUIデザイナーになろうと思ったこともそうだし、コロナになってからフリーランスになってリモートワークしたりアドレスホッパー始めたりしたこともそう。たらればではあるがコロナがなかったら、都内でそのままスタートアップをやり続けてたと思う。
それからFigmaやNotionといった海外スタートアップのサービスが少しずつ注目されてるけど日本語の発信が少ないな、とか思ったのもそう。
その時々のトレンドや環境を見ながら自分の動きを柔軟に変えていく、悪く言ったら強い芯はなくブレブレ、でもそれが僕のパーソナリティーなんだと思う。
なので65歳になったら何をしてるかは分からないし想像もつかないけど、今やってることの延長ではないのは確か。今のこのスタンスだけはぶらさず、振り返った時に「この点とこの点が繋がって、こうなったんだなぁ」っていう伏線回収ごっこができたらいいな、と思う。
終わり。
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