2022年12/2に日本を出国。
成田からロサンゼルスとマイアミを経由し、32時間のフライト、約2万kmの移動を終えようやく目的地のサンティアゴに入った。32時間旅してるのに、自転と逆周りを進んでるので24時間経ってないという不思議な感覚。
サンティアゴ空港で気になったデザイン。トイレのピクトグラム。女性はスカートではなく腰のくびれと髪型で表現してた。車椅子もしっかりジェンダーを反映している。
空港のトイレがとてもきれいだった。男性トイレの小便器は日本のよりコンパクトでミニマルなデザイン。日本だとダイソン=掃除機やドライヤーのイメージだが、トイレのハンドドライヤーもダイソン製だった。もちろん強風。
ちなみにチリ入りする前に「PDI」と書かれたペラペラのレシートみたいな紙切れをもらって思わず捨てそうになるが、これは出国の際に必要な大事な紙らしい。なくすと再発行がめんどくさいそうなので大切に保管するのがおすすめ。
空港を後にし、車をゲットするまでの数日間(当初はそのつもり)お世話になる予定のアンドレアスの自宅までDidiのタクシーで行こうとする。いきなり高速?を140kmくらいで走っててこっちは速度制限甘々なのかーとのんきに動画とか撮ってたら、さっそくトラブル発生。Didiで入力した住所が一部足りなかったらしく、全く別の場所に着いてしまった。
おまけに正しい住所に行くまでの現金が足りない。運転手は全く英語を話せず、翻訳アプリで頑張って会話するがなかなか意思疎通できず、明らかにイライラしだして、こっちも焦る。とにかく最寄りの地下鉄の駅まで連れてってもらいそこからメトロで移動したいよう伝える。クレカが使えないと思ってたけど、何度か試してみたら支払えた。が、後で確認したら二重請求…初っ端から海外の洗礼を受ける🥲
その後パートナーのなおちゃんと喧嘩しながら&バカ重い荷物を担ぎながら、慣れない地下鉄の乗り換えを経て、なんとかアンドレアスの住所に到着。
リモートでエンジニアの仕事をしているアンドレアス、20歳の娘と2人暮らし。僕らのような旅人を受け入れることが多いらしく、なんでも相談に乗ってくれる。SIMカードを用意してくれたり、変換アダプタを用意してくれてたり、テーブルにマップを広げて旅のルートについて説明してくれたりした。
この日の夜ご飯は近所のアサード=バーベキュー屋さん(日本で言う焼肉屋みたいな)に招待してくれた。ソーセージから肉の塊まで、これでもかという肉盛り。食べごたえ抜群。手前に見えてるのが豚の血液を混ぜて作るブラッドソーセージ。
写真右後ろに写ってるのがこっちの代表的なお酒「ピスコサワー」。ピスコというお酒にレモンを加える(ペルーのピスコサワーはさらに卵白を加えるらしい)。
ただあろうことか長旅の時差ボケと疲れで眠すぎて眠すぎて…目を開け続けるのも辛かった。挙句の果てにテーブルで少しだけ寝させてもらった。せっかく美味しいご飯に招待してもらったのに申し訳ない。
帰ったのは21時くらいだったが驚いたのが外がまだ明るい。日本だったらこの時期16~17時くらいにはもう暗くなりはじめるが、南半球かつさらに南寄りのチリの夏は日がとても長く、朝7時くらいから夜21時半くらいまで明るい。その分活動時間も長く、1日でできることが多いのはとても良い。
というわけで、1日目からはちゃめちゃな1日だった。理想ではこの後スムーズに車をゲットして南米旅の出発…だったが、もちろんそううまくいくこともなく、アンドレアスの家にこの先もしばらくお世話になることとなる。
続く。
ken
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