日記チリ南米

南米バンライフ旅 Day21~24 チリで30年以上営業してる日本人宿「汐見荘」に行ってみた。

ビーニャ・デル・マール

前回に引き続きチリの首都サンティアゴからバスで1時間半程離れてる港町「Viña del Mar」(ビニャ・デル・マール)に滞在。エアビーからチェックアウトし次の宿へ向かう。

ビーニャ・デル・マルのシンボルとなってる花時計。

アートの街として人気のバルパライソからもすぐ近く、海沿いの高層マンションはチリやアルゼンチンの富裕層の避暑地となっている。この時期のビーチは地元の人が集まり、真夏でも冷たい海に入って遊んでいた。

なかなか密なビーチ。

そんなビーチから少し離れた丘の上、看板もなく住宅街にひっそり佇んでいる民宿がある。チリもとい南米では珍しい日本人オーナーが長年経営してる宿「汐見荘(しおみそう)」だ。

汐見荘について

30年以上前から運営している老舗の宿。市街地から近くまで電車やバスもあるが(最寄りの駅はEstacion Recreo)、そこから角度のきつい丘を10分程ひたすら上がる。歩いて行ったけ持ってるど荷物量もあってしんどかった、タクシー移動が良いかも。

1970年代に世界旅をしてきたオーナーの山岸さんはご高齢で認知症を患っているのかあまり会話はできず、チリ人の奥さんがサポートしながら息子のコーヘイさんが宿を管理していた。

名簿表を見る限り先月くらいから数名旅行者が復活してたが、その前は去年の3月。僕らが行ったタイミングでちょうど2組来てたけど、それも久しぶりの旅行者でコロナになって全く旅行者は来なくなったとコウヘイさんは話してた。

看板猫ちゃん。子猫も2匹いた。

丘の上だけあって海からの涼しい風が吹いてきて、とにかく居心地が良い宿。平気で何泊も延泊できちちゃいそう。

「」に関する Google でのクチコミ

汐見荘の紹介

宿を紹介します。(泊まったことある人は懐かしいと思ってくれるはず)

こちらが共有のキッチン。

キッチン用品は一通り揃っている。お箸もたくさんあるのが嬉しい。

こちらはテーブルの向かいの本棚の一部。1970年代の本や、当時の小説や各年代の地球の歩き方など。まるで古書店。

柱に書いてあった何やら物騒な注意書き。中島瞳さんと中村みつあきさんは更生したのだろうか。

ここの角の席が景色が良くてお気に入りだった。

そしてこちらは21時頃のビニャ・デル・マールの夕焼け。日本だったら17時くらいにはもう暗くなってると思うと、こっちは日が長い分日中にたくさん活動ができて(またはダラダラと過ごせて)とても良い。(逆に4~5月はぐっと日が短いのも考えもの)

こちらは中2階にある本コーナー。本棚はこれまた古書でびっちり。机に向かって好きな本を読むことができる。

こちらは僕らが泊まっていた部屋。ベッドが置いてあるだけの独房みたいなシンプルな部屋。

こちらはバスルーム。南米では浴槽につかる文化がないのでシャワーだけのところも多い。他の国もそうかもしれないが、チリに来て最初びっくりしたことの1つが使ったトイレットペーパーを流さず置いてあるゴミ箱に捨てること。最初は汚いと思ったが、流す勢いが弱いと詰まる原因になるらしい。

汐見荘の周辺紹介

1. 魚市場「El Tunnel」

汐見荘から歩いて2~30分、海沿いのメイン通りに戻ってPortales駅向かいに魚市場がある。「El Tunel especialidad en Pescados y Mariscos」(魚介類専門トンネル)と書かれてる場所が目印。時期によってはサーモンやウニなど、新鮮な魚介類が並ぶ。作りたてセビーチェ(タマネギの上にいろんな魚介を乗せてレモンで食べる料理。ホヤが苦手だった)を食べたのと、サーモンとムール貝が安かったので買って帰った。

こちらはまさかの日本語堪能だったマリオさん。日本が好きで一生懸命学んだそう。南米を旅してて彼以上に日本語が喋れる現地人にはまだ会ってない。

この魚市場はどっちかというと観光客向けの場所で、このすぐ裏(海沿いを右に回っていくと入り口がある)に行くと直接魚を引き上げる漁港があって、そっちでも魚を売っている。値段や新鮮度はそこまで変わらない気がするが、セビーチェはこっちの方が若干安かったのと、業者はこっちで買ってるイメージだった。

カモメの数もさることながら、こっちは捨てられる魚を狙ったトドもいたり、岩場にはペリカンもいたり、野生の動物が多かった。

Fish Market "Pacho y Nieve Stand" · Acceso a - Diego Portales, Valparaíso, チリ
★★★★★ · スーパーマーケット

2. パン屋「Bimbo」

続いてこちらは歩いて5~10分の距離にあるパン屋さんの「Bimbo」

焼きたてのパンが買えるのとケーキのラインナップも多かった。

「Panaderia Bimbo」に関する Google でのクチコミ(投稿者: ken)
★★★★★ "日本人宿の汐美荘から歩いて10分くらいのパン屋さん。年末で他のお店は閉まってたがこのお店は開いていた。パンの種類が豊富なのと、ケーキの種類も多かった。店員も優しかった。"

3. クロワッサン屋「Brunchbran」

そしてこちらはアルゼンチン人オーナーがアルゼンチンのクロワッサンmadialuna(メディアルナ)を主に売ってる小さなカフェ「Brunchbran」
後にアルゼンチンに行って分かったけどアルゼンチンの朝ごはんのデフォルトはコーヒーにこのメディアルナ。見た目はクロワッサンだけど中は馴染みあるパリパリな感じではなく、しっとりしたパン。だいたい甘い。

3枚目のパンについてるキャラメルはチリでは「マンハー」アルゼンチンでは「ドゥルセ・デ・レチェ」と呼ばれていて、これもまた定番の味。なんならアルゼンチンはどのケーキもドゥルセ・デ・レチェが入っていて、ドゥルセ・デ・レチェ地獄から逃げられない。甘甘の甘。

「BrunchBran」に関する Google でのクチコミ
Instagram

この日はクリスマス・イブ。同じタイミングで泊まっていた日本人観光客と買ってきた食べ物持ち寄ってクリスマスパーティーをした。まさかこんな所で日本人に会えると思ってなかったから嬉しいサプライズ。

汐見荘の旅人ノート

汐見荘に来て興味深かったのが過去の旅行者の宿泊者ノート。まだインターネットが整ってない時代に有益情報を教え合うこのノートはきっと貴重な情報源だった。というか当時は良くネットなしで言葉もろくに通じない国で旅できてたなと思う。今では考えられない。

残念ながらコロナになって旅人も減って、新しいノートがなかったので(というか過去のノートもボロボロで時系列分からなったので)同じタイミングで泊まってたまーさんが持ってたノートを宿に寄付してくれて、文字通り新しい1ページをスタートさせた。令和の時代の新しいノート。もし汐見荘に泊まってこのノート発見したらぜひ記入して続けてください。

こっから先はマニアックな人向け。宿泊者ノートで面白いと思ったもの写真撮ってたので、いくつか紹介します。手書きってのがまた良いなー初のデータ化かもしれない。ぜひ拡大表示して読んでみてほしい、書いた人に届いたらおもしろいな。

以上、汐見荘の紹介でした。

レトロな雰囲気を残しつつ、いつまでも続いてほしい、そんな日本人宿でした。

また泊まる機会があった良いな。

続く。

#旅するデザイナー 🇬🇧×🇯🇵 1990年生まれ。広告代理店、スタートアップを経て2020年より日本中転々と旅しながらUI/UXデザインの仕事をしています。旅の途中で訪れた場所やその時々の感情について忘備録代わりに綴るブログです。2022年より南米バンライフ2人旅をしています。

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コメント

  1. XYZ より:

    書いた人です。たまたまビーニャのことを思い出して読んでみたら、ビックリ‼️自分が書いたものがあるじゃないですか。タイムカプセルのようで何故か嬉しくなりました!ありがとうございます。当時から大分歳をとってしまいましたが、またこんな旅行をしてみたいものです。(どれかは内緒です!)

    • ken より:

      おおおお!ご本人様に届いた!!🤩 いつか届いたら良いな〜と思ってたので嬉しいですー!どの方だろう〜気になる!!!読んでもらってありがとうございます!

  2. 瀬川幸男 より:

    そうですか。 山岸さん、そんな状態なんですね。 私も 彼と同じく1970年代の貧乏放浪世界一周旅人で(私は1972-3年 山岸さんは もう少し後。 彼は西回り。私は東回り)、汐見荘にも二度泊まったことが有り、三度の出会いがありました。
    2019年チリ・アルゼンチンで皆既日食が見られ その時二度目の汐見荘でしたが、2014年の滞在時と違い訪れる旅人は皆無でした。 19年の時、山岸さんが スペイン語が 
    出てこないと言っていたのと 同年齢の私より動きがぎこちないのを感じておりました。貴方は、ずいぶんと若いので理解できないかもしれませんが、苦しいなかを 無我夢中であの汐見荘を経営していました。19年に訪問時、7月の冬だったせいもあり
    滞在者が私だけだったり 知り合いだったりのおかげで 朝食を家族と共に提供してくれました。 その時食べた アグアカテ(アボカド)の種を 日本に持ち帰り、植えたものが 私の身長を超えるまでに育っております。 知らない世界を知ることが、人生を
    豊かにしてくれることを 貴方は既に知っていることでしょう。 実り豊かな 貴方の人生に乾杯!!!

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