日記チリ南米

南米バンライフ旅 Day10~16 続・車のメンテを待つ日々。

2022/12/12

サンティアゴに戻りまた車の連絡待ちの日々。ホームステイ先のアンドレス家で溜まった仕事をやっつける。電源もWiFiも使わせてもらってありがたい。

午後は気晴らしにまたモールへ。国立公園のトレッキングに向けてなおちゃんのトレッキングパンツを購入。帰り道の夕日が綺麗だった。

12月=南半球は夏なので日が長く、日が落ちるのは21時くらい
2022/12/13

この日はワールドカップ準決勝、アルゼンチン vs クロアチアを見た。日本にいる頃グループリーグから見続けてたワールドカップがもう終わりそうだ。12月も2週間経って、本当はもうバンライフをスタートしてるはずなのに、まだ車さえゲットできてないこの状況が歯がゆい。

アンドレスは相変わらず優しくて、一緒にサッカー見て盛り上がったり、ご飯を食べて過ごした。

2022/12/14

車の修理を待ちつつ、別のオプションはないかとサンティアゴ近辺で売出し中のキャラバンカーを探してみることに。すると1台、だいぶ放置されてそうだが、売出し中のトラキャンがあったので見に行くことにした。

キヨタでメンテ中のトラキャンよりさらに少し大きい。ただ、内装はかわいいが、良く見ると細かいところがだいぶボロボロ。天井には雨漏りしてた跡も。旅の前にまずきれいにするのに時間とお金がかかりそう、、ということでいったん断念。初心に戻りキヨタの車の整備を待つことにする。

夜はアンドレスたちと一緒に近所のペルーレストランへ。代表的なお酒「ピスコサワー」とセビーチェやリゾットを堪能。ペルーのピスコサワーはチリ初日に飲んだピスコサワーより酸味が強くスッキリした味わい。

2022/12/15

この日はチリのソウルフードの1つ「コンプリート」をなおちゃんが自作で作ってみることに。コンプリートはホットドッグに似た形状で、パンにソーセージ、アボカド、トマト、サワークラウトなどを挟んで食べる料理。本家のソーセージは安いブヨブヨのソーセージを入れてあんまり美味しくないが、こっちはがっちりした肉々しいソーセージ。本家を超える美味しさだと思ったが、アンドレスには「(美味しいけど)これはコンプリートじゃない(笑)」と言われてた。

コンプリートの作り方についての動画はこちら:

午後はまだ行ってなかった新市街の方を探索。ここらへんにオフィスが集まってるらしく、アンドレスの勤務地もこのへん。通行人もハイソな感じ。ふらっと入ったボードゲーム専門店では世界中のボードゲームが集まっててテンションが上がった。

少し先に行くと「ヒーローズカフェ」という、オタクカフェを発見。みんなマンガを読んだりゲームをしながらオムライスみたいなのを食べて楽しんでる。ドラゴンボール、ワンピース、ポケモンなど。日本のアニメはこっちでも大人気だ。店員さんはコスプレもしてて、メイドカフェさながら。このカフェを中心に、螺旋状に秋葉原にありそうな小さいお店が並ぶ。マンガを売ってたり、一昔前のAKBのポラロイド写真が売られたりしてた。

そしてさらに少し歩いていくと、なんとサンティアゴに「Ramen Ryoma」という名のラーメン屋さんが!なかなか良い値段だった(8,000CLP=¥1,300くらい)から食べなかったが、こっちにもラーメン屋さんがあってテンションは上がった。(次にラーメン屋に出会うのは4ヶ月後だった)

そしてこっちにもばかでかいモールがあり、中にコワーキングエリア(無料でWiFiあり、一応電源タップは各テーブルにあったがこの日は使えなかった)があったのでそこで少し仕事をして帰路についた。

2022/12/16

この日もまた近所のモールへ。すっかり常連。初めてチリ人に混じってフードコートでランチを食べてみた。Doggisというファストフードチェーン店でコンプリート(昨日作ったホットドッグ)、ちびエンパンナーダ(揚げ餃子)、ポテト、ドリンク、ソフトクリームのセットで5,200 CLP (約850円)。コスパ良し、味はまあまあ。

フードコート食べてる最中に興味深かったのが、テーブルにお菓子だったり文房具だったりタトゥーステッカー等を置いて周る人たちがいた。なんだろうと様子を見てると、しばらくして戻ってきて買ってくれる人からお金をもらい、いらない人の分は回収して周る。こんなの誰も買わないだろと思うが、隣の客はちゃんとお金を払っていた。その商品が欲しいというより、募金感覚でお金を渡している。チリの人はあらゆる手段と場所でビジネスをしている印象。ちなみにこの行為、フードコート内では禁止らしく、しばらくしてセキュリティーが全部回収して元の人に返して注意してた。

この日のご飯はなおちゃんがクリームシチュー+オリーブ+ワイン。ひたパンして美味しかった。

2022/12/17

今日も今日とて、車の連絡待ち。そろそろサンティアゴでやることもなくなってきた。この日は近所でまだ行ってない新しい通りを歩いてみた。道路沿いにゴミを捨てるカゴが設置されていて、ゴミ回収車がこのカゴのゴミを持って行ってくれる。日本のように分別はされてなさそう。チリはそこら中にゴミ箱があって助かる。

辿りついたケーキ屋さん。こっちの国のホールケーキは大きくてどれも甘そう。この店はお客さんが多く大人気だった。

帰って、日本でこの日やってたM-1グランプリをYouTubeで見た。ほぼタイムリーに公式アカウントがアップしてくれる良い時代。

夜はなおちゃんが作った唐揚げとワイン。美味。前も書いたがチリのワインはどれも美味しい。

2022/12/18

ついに1ヶ月見てきたワールドカップも決勝戦。アルゼンチン vs フランス。まさかまさかこんなにゆっくりワールドカップを堪能できるとは、当初は思ってもなかった。結果はアルゼンチンの優勝。本国ではお祭り騒ぎだったが、優勝の瞬間こそ遠くから叫び声が聞こえたが、隣国とはいえそこまで町で騒いでる感じではなかった。まあ確かに韓国が優勝しても日本はそんな盛り上がらないか。

午後はアンドレスと「Los Dominicos」の地域へ。アーティザン通りで、様々な人がちょっとした手芸品や骨董品を売ってる場所。植物だったり、食器だったり、絵画だったり。家があったら買いたいものも多い。手前のマーケットから進んでいくと「Iglesia Los Dominicos」というカトリックの教会がある。そしてその右側から裏にかけて手芸品のお店がずらっと並んでいる。途中、孔雀や鳥コーナーもあった。

小腹が空いてきて、せっかくなのでその中にある「エンパンナーダ」を試してみる。チリのソウルフード、日本のおにぎり感覚でそこら中に売ってるが、この日が初チャレンジ。パン生地の中にはお肉やオリーブ、卵などが入っててとても具だくさん。これは1つ食べるだけでお腹いっぱいになる。

そして!やーーっと!あと数日で車の修理も終わりそうとの連絡が!(終わってないんかい)

サンティアゴで待つより少しでも近くのViña del Mar(ビーニャデルマール)という港町で待つことにし、翌日長々とお世話になったアンドレス家をあとにして、拠点を移動することにした。本当に感謝。

続く。

#旅するデザイナー 🇬🇧×🇯🇵 1990年生まれ。広告代理店、スタートアップを経て2020年より日本中転々と旅しながらUI/UXデザインの仕事をしています。旅の途中で訪れた場所やその時々の感情について忘備録代わりに綴るブログです。2022年より南米バンライフ2人旅をしています。

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