12/31 サン・アントニオで年越し
ガソリンスタンドから初の目覚め。まだ薄暗い中運転を開始する。
まさかの大晦日に南米旅スタートになったが、もういつになるか分からなかったのでぎりぎり年内スタートできただけでもよかった。サンティアゴに来て1ヶ月、ほぼ毎日快晴だったのに、なぜか出発する今日に限って雨。
さっそく旅人の強い味方のアプリiOverlanderを使いながらとりあえずバルパライソからも程近い海沿いの避暑地「Algarrobo（アルガロボ）」という港町へ向かう。一応観光地なので周りを少し歩いたが、大晦日ということもあって閉まってるお店も多く、あまり活気はない。
お散歩をし、スーパーで買い物を済ませSan Antonio（サン・アントニオ）の海の方へ。
海辺まで幅が広いビーチ。1日目の移動にしては上出来、今日はここで車中泊すると決め、大晦日だし早めにビールを空けることにした。
道路沿いにDuchas（シャワー）を発見したので浴びに行く。予想はしてたが冷水シャワー…でも数日ぶりのシャワーだったので文句は言えない。気合いで身体を洗って、下着も洗う。
だんだん日も落ちてきて太陽が海の向こうに沈んでいく。
夜につれて、少しずつ人が減るだろうと思いきや、少しずつ人が増えてきた。しかも家族連れが多い。どうやら地元民はみんなこの海岸沿いで新年を祝うみたい。
道路沿いで酒飲んでる人もいればビーチでコムローイ（タイのランタン飛ばすやつ）をやってる人たちもいた。
居ても立っても居られず、僕らもワインボトル片手にお祭りに参加してみた。
すると陽気な音楽をかけながら酔っ払って上機嫌なお父さん（ガブリエルさん）に「どっから来たんだ？」みたいな感じで声かけられて、そのままファミリーとしばしジョイン。奥さんと娘2人の4人家族＋イッヌ。
お父さんは英語タジタジだったけどドラゴンボールやKPOPの話をするとテンション上がって上機嫌だった。長女は日本大好きなアニメオタクだった。日本好きだと仲良くなるスピードも速い。好きなアニメや日本食の話で盛り上がった。
チリの年越しは、富や繁栄の象徴とされるレンズ豆を食べて（長女はまずいから食べないと言っていた）ブドウを12粒食べて願い事を言う、という風習があるそうで、僕らも食べさせてもらった。
年越しの瞬間はカウントダウンし、いたるところで花火が上がり、包容し合い、お祝い用のスプレーをかけてみんなで踊りながら祝った。このスプレー、車にもかかってたの気づいたのは翌日のこと。
一通りはしゃいで車に戻り、眠りについた。
年越しの様子はこちらの動画でも。
1/1 元旦から川遊び
朝9:30。昨日の騒ぎが嘘のそうに人が少ない静かな朝。昨日の残骸が散らかってて地元の人？がゴミ拾いしてた。朝ごはんを食べてコーヒーを淹れる。
少し南下してLago Rapel（ラペル湖）近くの川沿いまで行ってランチすることに。地元の人たちが所々ピクニックしてたり川遊びしてチルしてる。水は少し汚かったけど自分も泳いでみることに。気持ちよかった。
その後さらに南下してSanta Cruz（サンタ・クルス）の町へ。元旦だけあって町のお店はだいたい閉まっていて人通りもほとんどいない。
WiFiを接続したいがなかなかWiFiスポットが見つからず、iOverlanderの情報を元に、「Panificadora Santa Cruz」というパン屋さんの目の前だとWiFiが使えるという情報を知りそこに停車。ここも閉まっていたので翌日朝利用することに。
21:30頃、紫な夕焼けを見ながらここで一晩過ごすことに。
1/2 Santa Cruz（サンタ・クルス）
パン屋がオープンしたので朝ごはんを食べに行く。できたてのパンとアイスクリームを売っていた。多分この町では有名なパン屋でお客さんがたくさん来ていた。
この町で一番人気のあるアクティビティは「Museo de Colchagua（コルチャグア博物館）」古代生物からチリの歴史から近産業革命まで、とにかくボリュームが多すぎて1日じゃ周りきれないレベル。
ここについてはまた別記事で書きたいくらい、濃い内容だった。
1/3 Route5沿いのガソリンスタンド
昨日行った博物館のチケットが24時間有効ということだったので、午前中に昨日見きれなかったところを見て周る。裏側にはホテルが併設させていて、プールもあった。
この日はスーパーで買い出し。Santa Cruzといえばワインが有名。とはいえワインの良し悪しが分かる程通ではないので、3本でCLP6,990（約1,050円、1本350円）のチリ産格安ワインを購入。侮るなかれ、この値段でも全然美味しい。
とはいえ、やっぱりワイナリーも行ってみたいよね〜ということで午後、Vina Ravanalというワイナリーへアポ無し訪問。ただ営業終了ぎりぎりということもあり、エントランスで売ってるワインと入り口の畑だけ見て退散。
Santa Cruzから移動して19:00頃、本日の宿となるRoute5沿いのガソリンスタンドのShellへ。
Route 5沿いのガソリンスタンドはどこも広くてきれいで設備が充実してる。WiFiもあるしトイレも綺麗だしシャワーも使える。僕らバンライファーからしたら神スポット。
また幻想的な夕暮れの中、今日の1日を終えた。
続く。
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